自費出版で起こりやすいトラブルとは?その対処法を紹介します

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「自費出版を考えているが、トラブルにならないか心配」
特に初めて自費出版をしようと思われている方は、このような不安をお持ちだと思います。
そこで今回は、自費出版で起こりがちなトラブルと、その対処法を紹介します。

□自費出版でのトラブル例とは?

この章では、実際に起こったトラブルの例を2つ紹介します。

*当初と違う金額を請求された

小説の自費出版を検討していたAさんは、費用が比較的安く、書店で販売してくれる出版社と契約をしました。

かなりの費用を抑えられる予定でしたが、いざ話し合いを進めると、編集工程や紙質、カバー材などのオプションが付いて請求が増えていきます。
そして、その追加分はすべて著者負担だと言われてしまいます。
このようにAさんは最初の契約からオプションを追加されて、当初に予定していた金額より上乗せして請求されてしまいました。

*夢に付け込まれた

自分史を作成して、コンクールに申し込んだBさんは、惜しくもコンクール入賞を逃してしまいました。

しかし、その後ある出版社から連絡があり、
「コンクールの作品を拝見しましたが、とてもすばらしいものでした。
少し手直しをすれば必ず売れる作品になりますから、ぜひうちで出版してみませんか。」
といった旨の誘い文句を言われます。

Bさんは、以前から自分史を出版するのが夢だったこともあり、思いきって自費出版を決めました。
そうして出版された自分史でしたが、結果はあまり売れず、とても元が取れるような状態ではなかったようです。

□トラブルを避けるための対処法をご紹介します

それでは、このようなトラブルをどのように回避したら良いのでしょうか。
契約時に確認すべきポイントを4つ紹介します。

まず1つ目は、出版社のあなたに対する評価です。
自分の著作に対して、明らかに過剰な評価をしてきた場合は気を付けましょう。
比較的正直に意見してくれる客観的な意見から妥当性を検討することが、その対処法として挙げられます。
具体的には、周囲の家族や友人に自分の著作を読んでもらうなどしましょう。

2つ目は、見積もり金額についてです。
見積もり金額が異常に安い場合や、高い場合には注意が必要です。
事前に相場を調べて、それと比較してみましょう。

3つ目は、出版社の評判や口コミを見ることです。
悪い口コミばかり書かれている場合や、口コミがほとんどない出版社は避けた方が良いでしょう。

そして最後に4つ目は、契約書の内容を入念に確認することです。
その場で契約印を押してしまうのではなく、持ち帰って第三者にも一度確認してもらうことをおすすめします。

□まとめ

今回は自費出版について紹介しました。
この記事を参考に、トラブルを回避して有益な自費出版となれば幸いです。
また、当社はこのような自費出版も取り扱っている印刷業者です。
何か気になる点がありましたら、お気軽にご相談ください。

 

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