学会誌の原稿作成を行いたい方へ!コツを紹介します!

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みなさんは、学会誌を作成したことがありますか。
今回は学会誌の作成方法と学会誌を作成する際のポイントを説明します。

□学会誌の作成方法について

学会誌の出版方法には、学会が出版社を経由せずに出版するものと出版社に依頼して出版にするものの2つがあります。
今回はこの2つの方法を簡単に説明します。

はじめに、学会誌が出版社を経由せず出版する方法を紹介しましょう。
出版社を経由しない場合は、比較的に安価に作成できるメリットがあります。
学会誌本体の価格を抑えられる一方で、学会が本業ではない手続きを数多くこなす必要があるため、学会にとっては負担になる場合があるでしょう。
また、学会出版のものは書店による流通網を使えないため、学会独自の販売ルートを使う必要があります。

次に、出版社を経由して作成する学会誌について紹介しましょう。
こちらの方法では出版社と学会が契約を結んで出版社に委託をする形を取ります。
出版社が学会誌の管理などのコストを全て負う代わりに、印税以外の売り上げを受け取っています。
出版社に全ての管理を行ってもらうため、学会側は手続きが少なく、負担も軽いでしょう。
ちなみに、このように出版された学会誌に掲載されている論文を他の書籍に流用する際には出版社と学会の両方の許可を取ることが通例とされているため、注意しましょう。
これから学会誌を作成する予定がある方は、学会誌がどちらの方法で作成されているのか調べてみるのも参考になりますよ。
学会誌を作成する際には、それぞれの特徴も検討した上で、どちらの方法を用いるか決めましょう。

次に出版する際に行う手続きに関して簡単に説明します。
まず、流通や書籍識別のためのコードを取得する必要があるでしょう。
コードの例を挙げると、書籍JANコード、ISSNコードなどがあります。
これは、出版社と契約して学会誌を作る場合には、出版社が請け負ってくれるでしょう。

□学会誌を作成する際のポイントについて

学会誌というと、地味で文字の多い書籍をイメージする方が多いのではないですか。
しかし、現在の学会誌の表紙はとてもデザイン性が高く、中にはマンガのような表紙のものも存在しています。
ただ、掲載されている論文の内容とある程度一致したデザインでなければ、どんな内容が掲載されているかイメージづらいため、多くの場合ではシンプルなデザインを採用することがおすすめです。

□まとめ

今回は学会誌の作成方法と学会誌を作成する際のポイントを説明しました。
学会誌を作成する担当になった方はぜひ参考にしてください。

 

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