「書籍の作り方を知りたい」
「役割分担はどうやって決めたら良いのか知りたい」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回は書籍作成の手順と役割分担をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□書籍作成の手順とは?
1つ目の手順では、企画書を作成します。
まずは、どんな本を作りたいかの大まかなアイデアを考えていきましょう。
企画書には、テーマ、著者名、企画意図、仮のもくじなどを書きます。
誰に広めたいのか、何を広めたいのかが決まっていれば具体的な案が出てきます。
2つ目の手順では、著者へのアプローチを行います。
企画書が通れば書いてもらう方を探しましょう。
人気な著者は10社、20社からアプローチされています。
手紙やメール、電話などを使って書いてもらいたいという気持ちを届けましょう。
3つ目の手順では、内容を検討します。
アプローチがうまくいけば本の設計図をいよいよ書いていきます。
テーマから目次を作り、そこから章立てや項目などを仮でたてた本全体の見取り図を作ります。
4つ目の手順では、執筆や取材を行います。
インタビューを重ねることで著者自身も気付いていない著者の魅力を引き出します。
本の内容以外にも面白い切り口が出てきたら躊躇なく聞き出しましょう。
5つ目の手順では、原稿整理を行います。
面白い所はさらに面白く、物足りないと感じたり、分かりにくいと感じたりする部分はブラッシュアップしていきます。
6つ目の手順では、本文レイアウト、デザインを行います。
実は本のレイアウトは読者対象がどのあたりかによって大きく変わります。
女性向け、ビジネスマン向け、中高年向けなど誰に向けて書いているのか今一度はっきりさせましょう。
7つ目の手順では、イラスト、カバーデザインを発注します。
カバーデザインは本の顔です。
内容を分かりやすく興味をそそるようなカバーデザインを作りましょう。
□本を作るにあたってどんな役割があるの?
本を作るにあたって以下のような方が関わってきます。
・著者
・編集者
・ライター
・デザイナー
・校正校閲者
・出版社
・取次
・書店
著者は企画立案、原稿を書きます。
編集者は企画書立案、制作の段取り、原稿、デザインの確認、宣伝用コピーのアイデア、販売戦略、予算管理などを行います。
ライターは著者に代わって著者の持っている情報を取材し、原稿を書きます。
デザイナーは表紙をデザインします。
校正校閲者は原稿の内容が正しいか確認します。
出版社は制作、発行に責任を持ちます。
取次は完成した本を販売側につなぎます。
書店は本を販売します。
役割ごとの業務内容を理解し、効率よく業務を行いましょう。
□まとめ
今回は、書籍の作り方と書籍出版に関わる役割をご紹介しました。
たくさんの方の関わりがあって一冊が完成します。
この記事の他にも知りたいことがあればお気軽にご相談ください。
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