自叙伝の制作をお考えの方へエッセイとの違いを説明します

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ある程度年齢を重ねていくと、エッセイや自叙伝を記したいと考える方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自叙伝とエッセイについて詳しく紹介することで、それぞれの特徴や違いを明らかにしていきます。

□自叙伝について詳しく紹介します

ご自身の人生を事実に基づいて書き記した伝記のことを自叙伝と言います。
自叙伝の目的は、ご自身の人生を人に読んでもらうことにあるため、読者にとって楽しくて、読みやすい文章である必要があります。

そのため自叙伝を書くときには読み手のことを考えてしまって、ついご自身の人生を脚色したり、1つのエピソードを大きく書いてしまったりすることもあるかと思いますが、さほど問題ではありません。
大事なことは、読者のことを考えながらも、ご自身の視点や考えをしっかりと表現することで、ご自身の人生をしっかりと読者に伝えることにあります。

自叙伝は大きく分けて、生い立ち型とエピソード型という2つの種類に分かれます。
生い立ち型はこれまでの人生をすべて書き記す型のことです。
ただし人生の全体を書く分、文章が冗長になったり、文章の整合性が取れなかったりすることもあるため、人生の中で特に大切なエピソードを抽出して、物語として成立させる必要があるため注意しましょう。

逆に、これまでの人生の中の一部分を抽出して詳しく書き記すことをエピソード型と言います。
生い立ち型と違って、いくつかのエピソードに集中して書き記せることから、読者にとって読みやすい文章を書くことが比較的容易です。

□エッセイについて詳しく紹介します

一方でエッセイとは、自由な形式でご自身の経験や考えを記した文章のことを言います。
しかし自叙伝と同じように、読み手にとって読みやすい文章で書くことが、ただの日記とならないためにも非常に重要となります。
読みやすいエッセイの特徴は、分かりやすいことと、伝えたいことが明確であることの2つです。

読みやすい文章を書き記すためには、時間軸に沿って文章を書くことや、登場人物の数や特徴を整理することなどが重要です。
伝えたいことを明確にするためには、エピソードにおけるご自身の思いや感想をしっかりと書き記すことが大切なため覚えておきましょう。

□まとめ

今回は自叙伝とエッセイについて詳しく紹介しましたがいかがだったでしょうか。
読み手にとっての読みやすさと、ご自身の思いが伝わるかどうかを考えて、文章の形式を決めることをおすすめします。

 

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